「ん、今1時半か...次何乗ろうかな」
考えながらトイレから出ると
わたしより年上の男の人3人のチャラそうな人たちがこっちに向かってきた
すれ違ったときにひとりの人に手首を掴まれた
「...!痛っ...」
「1人?俺らと遊ばない?」
なにそのセリフよく漫画であるなぁって思った(笑)
だけどほんとは怖いよ.....どうしよう
助けてくれるような人もいないし
「ね?行こ?」
どんどん手首に力を入れられて引っ張られる
「い、痛いっ」
「早く来いって」
「や、やめて!助けて!!」
怖くて涙が出てくる...
思わず目をつぶった
「早くしろ!」
男の人がそういったとき...
ドカッ
いきなり手首が痛みから解放されたと思ったら
さっきの男の人はもう手を掴んでなくてかわりに何かで体を包まれた
目を開けてみると...
ぼっちゃまがいた
「ぼ、ぼっちゃま...何でここに.....?」
「だって碧が戻ってくるの遅かったから来てみたらこんな状況だった」
ぼっちゃまがそう言ったとき後ろから
何が向かってくる音がした

