しばらくすると柳さんが夕食を持ってきてくれた





「頑張るのもいいけど、自分の体調にも気をつけるのよ...?」





少し熱が高めになってきたわたしに
優しく声をかけてくれた





「はい...すみません...」






わたしは謝ると柳さんは「ふふっ」と少し微笑むと






「謝ることはないわよ?わたしも昔初めてここに来た時は水野さんのように、
張り切りすぎて熱を出したのよ」






「ほんとに恥ずかしいわよね」と言って
照れている





「だけど、そんなに張り切らなくても、もっと自分のペースで成長してけばいいのよ」





いつも落ち着いてる柳さんでも昔はそんなふうだったんだ






わたしには柳さんの言葉がすごく心強い...だってわたしは






ずっとひとりぼっちだった.....








わたしが小さい頃にお母さんとお父さんが交通事故で






亡くなっているから