しばらく歩くと
大きなお屋敷にたどり着いた



「っでか!」


そんなことを思いながら
扉を開けると


ガチャ
ギィィ



「わぁー!すごい綺麗な華がある!」


どこまでも続く庭を見渡しながら
歩いていると



ドンっ
「っいた~」

「っいたた」




あれ?どこかで見たことあるような?
それに、きっちりした服。



もしかして...



「あの!滝川南様でしょうか?」



「そうだけど...」



サァー
「申し訳ございません!!
わたしの不注意で!」



「いいよ、気にしないで」



あぁ、なんと優しい方なんだ、と
わたしは感動していた



「ありがとうございます!」



「そんなこと言ってないで早く
中に入ろう」