カチッ
カチッ
カチッ
カチッ...
パラ...
今この空間にある音は
立派な大きい時計の秒針と
2人がめくる本の音
カチッ
ボーン
ボーン
ボーン...
2時になった
読書の時間は終わり
ぼっちゃまが立ち上がって伸びをする
「疲れたな」
「そうですね、でもすごく面白い本でした。つい、読み言っちゃいました」
「だけど、まだ途中だよな?その本3冊貸すぞ」
「はい、ありがとうございます...にしても少し眠いですね~」
「だな。丁度いい暖かさだからな」
「「ふあ~、」」
「ふふっ」
「はははっ」
「タイミングが合ってしまいましたね」
「そうだな」
こんな和やかな時がいつまでも
続けばいいのに...

