この気持ちあなたに届きますか?


「あとちょっと!」




「5、4、3、2、1、0!」
「ふぅ、やっとお昼になった!」


お庭のお手入れも終わったし昼食にしよ!今日はパンだから楽しみ!!







「いただきまーす!」
パクッ




「んぁ~~、おいしい~」






わたし滝川家のコックさんが作る
スフォリアテッレとクリームデニッシュ大好きなんだよね~





「あぁ~おいしい!」





スフォリアテッレは、イタリアのひだを何枚も重ねたようなパンで、
クリームデニッシュはカスタードクリームが沢山入ってるパンで、どっちも選べないほどおいしいんだ






今日はお庭の丁度日陰のところで
昼食をとっている






そんなところに、ぼっちゃまが来た



「ぼっちゃま!どうなされました?」





「別に用事はないが、一緒に話そうと思ってな」





「そうですかぁ。あ!そう言えばさっきお庭のお手入れをしていたら、ぼっちゃまのバイオリンの音が聞こえてきましたよ!すっごくお上手でした!!」




「あぁ、まだそんな褒めてもらえる程の腕じゃないよ」





と、少し顔を赤く染めて照れたように否定する





「いえいえ!すごく響いていて美しい音色でしたよ!!」





「そ、そんな褒めるな...照れるだろ///」




恥ずかしくなったのか、プイっと顔を
反対側へ向けてしまった





「ぼっちゃまはピアノもやっていますよね!わたし、楽器ができる人ってかっこいいと思います!」





また、こっちを向き直してくれたぼっちゃまは少し目を輝かせて




「ほんとか?」





「はい!とってもいいと思います!」






わたしがニコッと笑うと




「そうか、ありがとう」





と少し小さな声で言ったぼっちゃまがかわいくて、




「ふふ」




「どうかしたか?」




「いいえ、なんでもありません!」




「変なやつだな碧は」




「な、変なやつじゃありませんよ!!」





お互い笑いあってその後も話を続けた