「あ、うん。私の方こそちゃんと前見てなくて…ごめんなさい。あの…、怪我してませんか??」


予想外の言葉に俺は唖然としていた


今までの女どもとはまるで違ったから


わざと俺に当たって来るやつもいれば、わざと俺の前でコケて助けてもらおうとするやつばっかだったから

まさか心配されるとはな…


「大丈夫。ありがとう」



いつもの作り笑顔じゃなく、自然と頬が緩むのが自分でも分かった



「ううん!」



そう言ってその女は微笑んだ




ドキッ…///




なんだコレ…



今思えばあの時からだったんだろうな…


俺がアイツを気になりだしたのは………