はぁー…やっと抜け出せた~。マジでだりぃんだよなぁ…


疲労を感じていると…


ドンッ


前を見れてなかったせいで前を歩いていた女子に当たってしまった


ぶつかった拍子で女子の持っていたプリントの束が散らばった




「あ、わりぃ。」



そう言いながら俺はあちらこちらに散らばった紙を拾って女に渡した


「すみません!あ、ありがとうございます!」


ドキッ…////



当たった女の顔を見てびっくりした



見たことも無いほどそいつが可愛かったから



雪のような白い肌に大きな瞳
ぷっくりとした薄ピンクの小さな唇
ふわっと緩くウェーブのかかった薄茶色の髪



まさに天使みたいだった



でも、どうせこいつもほかの女と同じだろう


「ごめんな。大丈夫か??」


ニコッ


作り笑顔で俺はそう言ってそいつに手を差し伸べた



大概の女子はこれで堕ちる



どうせこいつもそうだろう



そう思ってた……


なのに…違った。