キーンコーンカーンコーン
いよいよ、放課後が来てしまったみたいだ。
徐々に帰ったり、部活に行ったりする皆。
じゃーなー!なんて言葉に反応できないくらい
今の俺はドキドキが止まらないんだ。
女々しいとか思うかもしれないけど
きっと最近の男子はみんなこう。草食系的な?
時間が経つともに、俺達は二人きりになる。
シーンと効果音がなりそうなほど静かな教室。
今日なんの授業やったっけなー。とか思いながらも
目では中島を見ている。
ほんと、気持ち悪いな俺、、
すると、低身長の中島には届きそうのないところを消そうとし始めた。
一生懸命背伸びをしたり
ジャンプをしたりしてるけど
ほとんど消えていない。
……なんだあの可愛い生き物は
俺は助けようかとも思ったけど、中島の貴重な行動を見れてそれどころではなかった。
険しい顔をする中島は
近くにある椅子を持って行き、登り始める。
……は、、可愛すぎかよマジ天使
俺はその天使を少し眺めた後、
もうひとつの黒板消しを取り、消し始めた。
「…」
横では、不思議な顔で俺を見ている中島がいることが分かる。
「大変そうだったから」
俺は聞かれてもいない答えを中島に言う。
すると、
「…別に頼んでないし。早く日誌終わらせて?」
ものすごく嫌な顔でそんなことを言われた。
衝撃的すぎる言葉で、口が塞がらない。
ありがとう、って言われるのかと思ってたから余計だ。
驚きとともに、なぜか少しムカッとしてる自分がいるのがわかる。
「…素直にありがとうって言えばいいだろ」
無意識にこんな言葉が口から出てきた。
…やべっ。
「あっ、いや、ごめんなんでもな──」
嫌われる、
そう思って急いで訂正しようとしたら、
目を丸くして、驚いてるって言うことを顔で示してくる中島。
「……あ…りが、と…う…」
少し下を向いて、
照れてるのか、怒りを含めた言葉なのかわからないけど
ごにょごにょっと、そう言われてるのがわかった。
「…お、おう」
俺はゆっくり黒板消しを起き、机に戻った。

