俺は高校1年の時に、好きな人ができた。




その名は 中島 彩芽




小柄で、ふわふわしていて、まさに…ウサギ。




うさぎ系女子代表だと俺は思ってる。



で、なんで好きになったかって??




それはね、




完全に一目惚れしたわけ。



あのルックスだもん



性格が良かろうと悪かろうと関係なく



男なら1度は気になる存在になるだろう。



彼女の容姿から想像すると




男子に媚び売りそうな、あざとい女子。




だけど、実際は真逆で



全くと言っていいほど男と話さないし



そして、ほぼ笑わない。



媚び売るなんてあの子に出来るわけがないのだ。



すると




「中島さん!ちょっといい?」




その声は、教室の入口から聞こえた。




中島さん、という名前に反応した俺は異常なのか?




…いや、正常だ。



中島を呼んだのは男。



中島が男に呼ばれる理由はひとつしかない。




「…はぁ、、すげーなあの中島 彩芽。また告白だろ?流石だわ~」




そう、告白。



光一郎でさえ、それが分かるくらい




中島はめちゃめちゃモテるわけだ。