『遅くなってごめんね、ほら寒かったよね』

そう言って私は傘を差してあげた。

触れると冷たくて震えていた。

『じゃあこの傘今日は置いていくね』

そう言って水色の水玉模様の傘を公園に置き、私は家へと走って帰った。