出来心だ。夜中だと言うのに白い院内は照明を反射して明るい。
俯きがち歩きながら、すぐに、廊下から横へとそれたところに非常口があった。
服の上から取ってをつかんで向こう側へと体を滑り込ませる。
明るかった場所から一転。
暗い階段は足元に頼りない明かりが、
踊り場に現在の階を知らせるプレートがあり、
その上に明かりがあるだけだった。動きやすい。
外から見て2階までは明るかったと思い、3階まで静かに上がる。
先ほどと同じように警戒しながら見回りがいないか確認して、
廊下へと出た。こちらもしん、として消灯後だからか明かりは少ない。
広い廊下を少し歩けば、
内科とかかれたプレートを見つけた。
そして少し先には見舞客が話しができるスペースらしいベンチといくつかのテーブルとイス、
そしてテレビが置いてありその近くには小さな子が遊べるスペースもある。
遠くの方で明かりがあるのを見つけ、
ナースステーションと言われる場所だろうと思う。
どうやらこっち側は当たりだったようだ。
向こう側からだと、すぐに気づかれていた。
真っ直ぐいけば、ナースステーションのある方。
左を見れば、先に繋がる。



