一言。吐き捨てるように言ってパソコンを閉じた。 光源を失った部屋は暗黒へと引き込まれる。 絶望を意識する色に。時計を見れば、3時。男はベットへと寝転び、そのまま瞳を閉じた。 ●○Reversible○● ―――――意識を手放す前、脳裏に浮かんだのは、今日自分が処分したばかりの能力者の悔しそうな表情だった。