--Reversible--


ばっと協会長は見れば表情が変わらない。




長を見れば、


険しい顔をして俺を見ていて。


後ろへと顔を向ければ、女が複雑そうな顔で俺を見つめている。



その事実が本当だというようにゆっくりと頷いた。


「事故…ですか?」



「お前が仕事をしなかったんじゃないか?」



「そんな!」


協会長が何を言いたいのか…

どうして俺がここへ呼び出されたのかがやっと分かった。


協会は、俺が指示に背いたと思っているんだろう。




「俺は確かに昨日、こいつに延命をしました!」



「だが専務は死んだ。心筋梗塞だ。事故ではない。どういうことか分かるな」


延命された人物は、心筋梗塞や脳梗塞など急死と呼ばれる症状で亡くなることはない。




心筋梗塞で亡くなったということは…




本来あったはずの延命の寿命が尽きたと言うこと。

だが、それはありえない。



その数時間前に俺は間違いなく延命を行ったのだから。



「俺は確かに、延命を…」

「証明できるものは?」


俺は後ろを振り返る。あの場にいた女。





「その女は能力を持っていない。実際に寿命を移せたかどうかは分からないだろう」




「……。」




クソ女。つかえねぇ。


「でも…俺はもう信用されて仕事は単独で行っていましたし…」