ピキッ… 『…ん??』 なんだろう。 何かがヒビ割れたような音が聞こえた気がする。 「譲葉様ー!! 替えの着物はここに置きますねぇー!!」 『あ!ありがとう、小天狗ちゃん!!』 小天狗ちゃんとの特訓を切り上げ、 汗や泥を落とす為に沐浴中。 私の裸を見ないように目隠ししたまま 着替えを持って来てくれた。 見えない筈なのに どうして的確に置けるのか聞いてみると 「風の起動で分かるんですよ♪」 と教えてくれた。