でも、そこら辺に居る雑魚妖じゃダメだ。 殆どの妖が耐えられずに消滅する。 もし耐えられたとしてもどれだけもつか…。 「こんな時にお前が居たらな…鵺。」 もう会う事も声も聞く事もない戦友よ。 "忘れるな。 お主がここにいる理由を…。" 「…あぁ、守ってみせるさ。」 だが、この時の俺は もうすぐこの世が再び闇に染ると思わなかった。 俺自身でさえ気付かなかった奥底に眠る記憶。 全ては俺の弱さが招いた。 光陽sideEND