「イェーイ★泳ぎまくるでー!!!」
水着に着替えた勇希が言った。
「この海、サメがいるから注意しなよ」
漆田君が勇希に言った。真剣な顔で。
「えぇっ?!」
すっかり怖くなった様子の勇希は、ちっちゃくうずくまって砂の城建設中。
「アハハ。サメが出るのはかなりの沖だから、人間が泳げるところは大丈夫だよ」
「え!!!今の冗談ですか」
勇希は目を丸くして言った。
あたし達も勇希と同じリアクション。
「ウン。知ってるかと思って」
「「「「「「えぇ?!?!?!」」」」」」
あたし達は外国のビーチで大合唱した。



