奈知がこんな下から目線(?)なのは驚いたけど、
まあこんなところ。
ってやばいやばいやばい!!!
「お客さんがいなくなってきてる……」
「愛川!そんなこと今言ってもしょうがないだろ!早く直すのが先」
奈知はそう言うけど、何が原因な訳?!
「お客さん数人がね、暴れだしちゃって」
礼也君が悲しそうに言った。
「暴れた?人がせっかく頑張ってつくったのを?」
「……。」
「原因は誰なのよ?!」
「……。奈知」
言いにくそうに、礼也君は言った。
「なんで?奈知が暴れたの?!」
なにか原因はあると思うけど、許せないよ。
「違うんだ。奈知って公立中出身なの。浜上東中っていう……」
礼也君が静かに話し始めた。



