そこには小さな丘に立つ河上高校。
近いのもあってか、ココと仲がいいのはみんな知ってる。
「どーせ桃山さんのことでも考えてんでしょ」
思わずしょーもない悪口を言ってた。
「意味不明」
う…
「そーだ愛川に用あったんだったな。そーそー」
なんか一人で喋ってるんですけど。
呆れ顔で奈知を見ていると、急にあたしの方へ向いた。
「わっ」
何!?!?
「驚きすぎ。…体育大会のとき桃山がいっから話出来なかったんじゃねーの?」
「…は?話噛み合ってないよ(笑)」
顔近い……
「まあいい。あとリミット……1週間だろ?」
気まずそうに言わないで欲しいよ。
「うん。だね」
「で、どうすっか」
「は?」
どうするって……



