「なんでっ!あたし走れるから!!!大丈夫だから下ろしてよっ」 だって皆が超見てるもん!!! 「嫌だって」 なんで…… なんでなのよ!!! なんでそんなに嫌がるの!? 別にあたし頑張って走れるもん。 「やめてって!恥ずかしいじゃん!!!」 勢いあまってきつく言ってしまった。 奈知は少しため息をついて、言った。 「無理」