そこには真っ白なウエディングドレス。
「はぁあ!?!?」
追い付いた桃山さんも、あたしのお題にはびっくりしたみたいで。
「…凄いね」
そう言って封筒を持って走って行った。
ダッシュで着替えると、またなんか紙が落ちてて。
『クラスの男子一人と歩け』…?
「意味わかんないから!!!」
紙を投げ捨てるあたし。
すると生徒会の人がマイクを持って言った。
『お題に刃向かうと強制失格となります!!!さあ紅組、まだ2.5キロ地点です!』
脅迫だ(泣)!!!
「勇美ー!誰でもいいから早く!!!」
「いっそオレ行こか!!!」
皆の叫ぶような声が聞こえる。
もうやけくそだ!!!



