「なーにやってんのっ!?奈知に愛川さんっ♪」 そこにはふわふわの髪を高い位置で横にふたつにくくってる桃山さん。 はちまきも漆田君並に似合う(?)。 「…空気読めねーやつが来たから、じゃ」 あたしの耳元の奈知の声は、あっという間に消えてなくなった。 「奈知〜っ待って!」 桃山さんはあたしより奈知。奈知を追いかけて行く。 「……結局なんにも解決してないじゃん」 −まだまだ大運動会は続く。