「え、勇美知らんかったっけ?言ったはずやねんけどなあ。オレが出るんはモチロンパ・ン・食・い♪」
指でピストルを作り、ミニスカポリス的に撃った銃はあたしに当たる。
「パン食いかよ」
「はあっ!?お前パン食い競走をなめんなよ!つかそれ!!!撃たれたら『うッ…』ってならなあかんの!!!」
「はあ!?そんなの知らないもん!!!馬鹿さ際立つよ!?」
「なんやと?お前もアホやんか!」
そうブーブー言い合っていると、いつの間にか競技は次々始まってて。
「プログラム4番、4×400メートルリレーです」
放送委員の声が聞こえていた。



