そう言われて、トラックの方を見ると… 「はや!!!」 まだスタートしたばかりなのに、もう50メートルはいってる。他の人達はまだその半分もいってないんじゃない?…ってくらい。 あ、それはおおげさか。 でもそれくらい速くて、あっという間にゴール。 「よっしゃ2位もC組のコやし!!!」 勇希は思いきりガッツポーズ。 「てか勇希は何出る訳?応援に熱入んのもほどほどにしなきゃダメじゃない?」 あたしははちまきが熱気で燃えた勇希に聞いた。 隣にいると暑い……