頭の隅に無理矢理押し込んでいたことが、突然頭ン中ぶあ〜って溢れ出した。 気にしてないフリしてたのに、もう超気になってきたし! そして純情すぎるのか、考えすぎなのか、意識しすぎて奈知を見ると逃げ出したくなる。 というか逃げた。 いくらなんでも逃げすぎたのか、沙也があたしに聞いてきた。 「ずっと言わなかったんだけど、最近奈知となんかあったの?」