「そうや。とりましょプリクラ!」

手を叩いてそう言ったのは勇希。
いつものパターン。


「おーいいな」

高島君が言う。




でも9人だよ!?
しかもさっ、皆賛成するわけ−−−


「「「「「「賛成。」」」」」」



!!!!!


「はあっ!?いいの沙也、安仁屋君!二人共そんなキャラじゃないのに!?!?」

あたしはそばにいた2人に向かって目を丸くして言う。



「いいじゃん。9人はキツいかもだけど。面白そうだし」


「えー?!」


「はい。たまにはと思って……」


「えー…」



ふと皆を見ると、見たこともないような冷たい視線が………あたしに向かってる。



何?!ノリ悪いってか!?


「わかったって。撮ろ?うんうんそうしよーっ」

満面の愛想笑い。



こうしてあたし達は、
せまい機械の中に……