「ん〜、二人とも学級委員だしな……。学級委員の仕事もあるんだが、本当にやるか?」
そうだ!あたしら学級委員なんじゃん!
てことは無理じゃん!
ある意味よかった?
沙也、お願い……。
手ェ挙げて!!!
あたしは沙也に向かって熱い視線を送る。
「………!!!」
「…はい」
「お、なんだ夏見」
「学級委員の仕事はあたしがやります。だから二人は実行委員に」
「はああああ!?!?」
意味わかんないでしょそれ!!!
沙也っておバカ!?
先生もいいなんて言わない…
「まあいいか。実行委員やりたいやついないんならお前らやれ。夏見と……男子誰か体育大会まで学級委員やってくれる人…」
えーーーー!!!!
「はい。僕やります」
そう言って立ったのは安仁屋君。
ばかああああ!!!!



