「うーん。どれがいい?!やっぱメイ島ってかんじのがいいよね!」
礼也君が皆に向かって言う。
「だよね。漆田君、メイ島で有名なものってある?」
あたしは漆田君に聞く。
「そうだなあ。食べ物が美味しいって有名だけど………」
「えー、食べ物はあかんわー。無くならんもんがいい!」
勇希が言った。確かに。
すると沙也があるものを見つけた。
「ヤシの木で作られたキーホルダーだって。それなりじゃない?」
沙也が指差したのは、『in,Mey』と刻印されて、カラフルな色で塗られたサーフボードのような形のキーホルダー。
何色もあって可愛い。
「これだ!いいじゃんそれ」
あたしと沙也は賛成だ。



