ｶﾞﾗｯ




ドアを開けるが担任の姿が見えず、セーフのよう。




自分の席に着く。




「相っ変わらずひょろっひょろだなー、お前」




隣で言っているのは、松見 希空（まつみ のあ）だ。




この男の名前は女の子にいそうな名前だ。




「しょ、しょうがないじゃん」




こいつは僕の本性を知っている。




「昼休み、いつもん所な？」