寝てた罰として放課後、図書室を掃除しないといけなくなった。
学校の図書室はあまり使う人が少ないと聞いたことがあったので掃除しなくてもいいんじゃないかと思ったが、言うとまた怒られそうなので言うのをやめた。
──そして、放課後。
風ちゃんは用事があるらしく帰ってしまった。
手伝ってほしかったけど用事があるならしょうがない。
でも、多分。手伝ってって言っても無理だっただろう。
てか、風ちゃん。
すっごく笑ってたんだよ。
昼休み、わたしの朝のあのことが相当おもしろかったらしい。
結局、風ちゃんだけじゃなく、みんなに笑われたんだけどね。
わたしは、嫌だなぁと思いながらも早く終わらして帰ろと早足で図書室に向かった。
──ガラガラ。
図書室の扉を開け、中に入る。
聞いてた通りあまり人はいなかった。
入って1つ思うことがあった。
それは、結構広いっていうこと。
案外、広いしキレイ。
この広さを1人でするのはほんとに......時間がかかりそうと苦笑いしながらわたしは、掃除をはじめた。
*
──掃除をはじめて2時間弱。
やっと、終わった......。

