俺にもっと溺れろよ。





*






俺はいつもを屋上で昼飯を食べている。




「あの......先輩、いつもここで食べてるんですか?」




「そうだよ」





1年は、中々来る機会ないよな。


俺も2年になってから、屋上にくるようになったし。



「ここでいい?」




「あっ、はい!」




俺がいつも座ってるベンチ。


屋上は、あんま人いなくて快適なんだよな......。



俺の横に、緊張した面持ちで座る南。



動き変になってるし、緊張しすぎだろ。



その姿を見て思わず、笑いそうになる。



俺はパンで、南はお弁当。




「「いただきます」」




声が被る。




「ふふっ......」




もう、なんかほんとこいつといると......。




別に大したことじゃねぇのに。


俺もつい笑っちゃうじゃねぇか。



あんま、笑う方じゃないのに。



こいつの笑顔はどこか癒し効果?みたいなのがある。



この笑顔見たらもっと笑って欲しいって思う。



なんて、口に出しては絶対に言わないけど。



「て、てか先輩!



わたしとお昼食べることどうして、OKしたんですか?」





......お前と食べたら楽しそう。