痛い!!


痛い痛い痛い!!!



痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!








草木が俺を止めようとしているみたいだ。

それでも俺は止まらない。

止まりたくない。

どんなに痛くても、俺はもう嫌なんだ!!!


もう縛られたくない。


俺は逃げる。


暗い森の中走り抜ける俺はただ光を目指して走っている。

バッと暗闇が晴れ光に覆われた世界。



視界にさす光は眩かった。

「何処だ!?ここ!?」


此処は森の丘の上。

森の麓がよく見える。



見覚えのない街並み、本当に何処だ此処!?