午前1時30分……

桜side_______
この公園は広いから二手に別れて妖魔対策をしているけれど、平気かしら?

「桜……向こうから誰か来るわ。」

舞が警戒体制に入り、私も構えてゆっくりと舞が向いている方向を見た。

物陰から出てきたのは怪しい笑みを浮かべている紅だった。

「!?なぜ貴方がここにいるの?帰ってくださいと申したはずですが?」

すると紅はニヤリと笑ってそのじいさん顔には似ても似つかない若い男の声で話始めた。

『ええ、言われましたとも。でもね、どうしても友達が会いたがってね。』

三人の男女が何処からともなく現れた