月日は流れいつのまにか誕生日前日を迎えていた。

でも全然楽しみでも嬉しくもない。

だって誰も祝ってなんてくれないから。



けどなぜか今日はあの男の様子はいつもと違ってた

何だか優しかった。

以前のおじいちゃんみたいだった。

私は嬉しさと喜びで今まで受けてきた
言葉の暴力なんて全部忘れてたくさん喋った。

たくさん笑った。

声を出して笑った。

お腹を抱えて笑った。

おじいちゃんも笑ってた。

おじいちゃんも楽しそうに喋ってくれてた。

私はその時こう思った。

今までのはすべて嘘だったんだと、、、

そう思った。

でも違った。

私の勘違いだった。

私はまた地獄の底に突き落とされた。

今度は姉も一緒に
あの男の側に立って。