「・・・・ふーん、・・・だから、何?」
言葉の真意を探る事さえ無駄だろうと、さらり口から零したのは興味の皆無な声音である。
そんな反応に今更憤るミケでもなく、むしろ分かっていたかの様に、
『相変わらず顔の見えない会話にはつれないね』
「分かってるなら電話なんてしなきゃいい」
『リオが会ってくれないからでしょ』
「会って話す理由も意味もないでしょ」
『理由と意味ねぇ・・・』
「何その含み。っていうか、本当に構われたいのか断ち切ってほしいのかどっち?」
嫌ってくれればいいとまるで縁を断ちたいような事を匂わせるくせに言動行動はまるで逆。
今だって含みありに何を脳裏で画策しているのか。
ああ、もう本当、
「切るね」
『本当に冷たいなぁ。今度はリオからかけてほしいな』
「だから電話は嫌いだって」
『じゃあ、会いに来て』
「行かない」
『本当に?』
もう知るか!
そんな感覚で携帯を一睨みしてから言葉も返さず終了をタップ。
そのままソファに携帯を放ると今日はもう弄るものかとクッションを雑に上に乗せた。
なんだかんだずるずると会話していた時間は30分以上だったらしい。
特別話し込んでいたわけでもないのに。
なんか時間を無駄にした気分だと眉根を寄せて、ようやく救急箱に手を伸ばすと絆創膏を探した。



