それを確かめる様に小田の顔を見つめるも、小田からはキョトンと小首を傾げられの疑問顔。
それに、力なくフッと笑って見せるとゆっくり立ち上がり、意識を賑やかな街並みへと切り替えていく。
「ま、とにかく亜豆には連絡入れとくから。あいつね、基本嘘つかねぇし、嘘ついても面白いくらいに下手なんだわ」
「・・・伊万里さん」
「大丈夫。・・・俺、亜豆からの愛情は疑ってねぇから」
「・・・・それは、なんか妬けます。拗れてしまえ」
「フハッ、・・・元気出てきてんじゃん」
どうやら爆発しきったのか、いつもらしい小田の攻め姿勢にクスリと笑いポンポンと頭を撫でてみて、
「・・・ありがとうな、」
「擁護はしましたが私まだ引いてませんからね」
「まぁ、精々頑張って」
お互いにいつもの回帰だろうか?
はぁぁぁ、と小田が長い息を大きく吐きだすとようやくベンチから身を立ち上げて、『行きましょうか』とこちらを見上げて笑ってくる。
そんなタイミングを見計らったようにお互いの携帯が同時に鳴って、確認すれば先に店取りに行った井田からのLINE。
【ぼっちキツイんですけどぉぉぉ!!?】の文字に小田と同時に噴いて笑い合うと、『行くか』と促し待ち合わせの店へと向かった。
少ししたら亜豆に電話しよう。
そんな事を思いながら。



