小田の気迫に珍しく笑みも浮かべず声も上げず、全て言い切られるまで不動で見つめていた三ケ月。
その表情に不愉快だという感情は特にない様に見える。
でも、珍しい物を見る様に小田をマジマジと見つめた後に零した言葉には、・・・複雑にも同感。
そんな一言にはムッと更に眉根を寄せた小田がいて、
「ムカつく言葉をどうも」
「成る程ね、伊万里くんを擽れはするのに落としは出来ないわけだ。残念だったね、似ていると位置づけられた段階で類似品扱い。類似品は類似品にすぎなくて本物を越えて選ばれる事はそうそうないもんね」
「っ・・・なんですか!?余計な御世話ですけど!卑怯だって言ったから嫌がらせ的仕返し発言ですか!?」
「ん〜ん。卑怯なんて自覚ありの行動だったし、それに対して卑怯言われても痛くも痒くもない」
「はぁっ!?じゃあ何だって言うんですか!?」
「なんて言うか・・・同類相憐れむと言うのか・・同情?」
「っ・・・同情される筋合いはありません!!失礼します!!」
見たままを語れば、・・・小田に対しての三ケ月には悪意の様な物は感じなかった。
表情も口調もいつもと違って、思うまま偽らず本心を零した様な。
小田を見ながら・・・何か別の物を捉えている様にも感じたのは気のせいか?



