「上を見てごらん」 何処からか校長の声が聞こえてきたが、今の萌琉にはそんな事を考える余裕がなかった。 萌琉は言われたとおり上を見る。 ?!! 天井には、入る時にはなかった鉄の鋭いとげが無数にある。 よく見ると天井がゆっくり下がって来ている。 .