「自販機寄っていい?」
当たり前のように私の隣を歩く森が、ポケットからお金を取り出しながらそう言った。
『え、うん。』
一緒の帰るって事だよね。
「サンキュ。」
小走りで自販機に行った森を正門近くで待つ。
昨日も今日も、凄く酷いことを言われたはずなのにどうして私は嫌いになれないんだろう。
「コレ。」
それだけ行って渡してきたのは、ほっとレモン。
『え、いいよ。』
「いいから。」
受け取らない私のコートのポケットにほっとレモンを入れて行ってしまう。
『あ。ちょっと!』
森に追いつくように走って隣を歩む。
ふと、顔を見ればなぜだか顔が赤い。
まるでさっきの私みたいな。
『照れてんの?
飲み物渡すだけなのに??』
クスリと笑ってしまう。
さっきの私だって、人のこと言えないのに。
それでも森が照れていることがおかしかった。
当たり前のように私の隣を歩く森が、ポケットからお金を取り出しながらそう言った。
『え、うん。』
一緒の帰るって事だよね。
「サンキュ。」
小走りで自販機に行った森を正門近くで待つ。
昨日も今日も、凄く酷いことを言われたはずなのにどうして私は嫌いになれないんだろう。
「コレ。」
それだけ行って渡してきたのは、ほっとレモン。
『え、いいよ。』
「いいから。」
受け取らない私のコートのポケットにほっとレモンを入れて行ってしまう。
『あ。ちょっと!』
森に追いつくように走って隣を歩む。
ふと、顔を見ればなぜだか顔が赤い。
まるでさっきの私みたいな。
『照れてんの?
飲み物渡すだけなのに??』
クスリと笑ってしまう。
さっきの私だって、人のこと言えないのに。
それでも森が照れていることがおかしかった。



