『ちょっ、ちょっと!』
突然の暖かい手が触れたからビックリした。
自分でも驚くほど大きい声が出た。
「あ、ごめん。
つい嬉しくて、ごめんね?」
誰が見ても落ち込んでるのが分かるくらいシュンと沈んだ。
「おい、話済んだなら帰ろーぜ。
もう店も閉める時間だろ。」
椅子から立ち上がって、こちらに目をやることなく荷物を纏め始めた八木。
相変わらず、不機嫌そうだ。
そんなに私が嫌なら、専属になれなんて言わなきゃいいのに。
「そうだな、とりあえずここ出るか。」
机の上に置いてあった腕時計を身につけながら立ち上がったのは森。
溝江も側に置いてあったベースの入ったケースを背負って身支度を始めた。
ものの数秒で身支度を整えた彼らと共に、ライブハウスから出る。
溝江と八木は、私とは反対の帰り道で帰って行った。
つまり、私は森と帰らなければいけないらしい。
突然の暖かい手が触れたからビックリした。
自分でも驚くほど大きい声が出た。
「あ、ごめん。
つい嬉しくて、ごめんね?」
誰が見ても落ち込んでるのが分かるくらいシュンと沈んだ。
「おい、話済んだなら帰ろーぜ。
もう店も閉める時間だろ。」
椅子から立ち上がって、こちらに目をやることなく荷物を纏め始めた八木。
相変わらず、不機嫌そうだ。
そんなに私が嫌なら、専属になれなんて言わなきゃいいのに。
「そうだな、とりあえずここ出るか。」
机の上に置いてあった腕時計を身につけながら立ち上がったのは森。
溝江も側に置いてあったベースの入ったケースを背負って身支度を始めた。
ものの数秒で身支度を整えた彼らと共に、ライブハウスから出る。
溝江と八木は、私とは反対の帰り道で帰って行った。
つまり、私は森と帰らなければいけないらしい。



