『もう…誰とも話したくない…』


心の声が…口から出ていた…


謎の涙が出ていて…こんな…


こんなことになるとは思わなかった…


私は涙を隠すため…外に行った…


お葬式場は線香の香りがして…落ち着かなかった…


あと…『彼』から逃げたかったのもあった…


『も、もう1人だよね…』


『渚ちゃん!!どうしたの??1人で外に行って…』


来ないで…来て欲しくない…もう1人にして…


寂しい…悲しい…涙が止まらない…



『そばにいて…』


私は口に出してしまっていた…


本当の本音を…心の奥底の思いを…


『っ…わかった…そばにいるよ…』


つい抱きしめて…『彼』の胸の中で泣いてしまっていた…


やっぱり私はこう思った…


『運命の出会い』


と思った…あの小説は今の私と同じみたいだ…