すきなひと(仮)

でもでも


沈黙…

ぅぅぅぅぅ…慣れてないよ…


しかも方向一緒ならこのまま一緒に行くしかないじゃん…


嫌ってわけじゃないけど…緊張。



「ね〜」

「え!?」
いろいろ考えてたからびっくりしちゃった…

「あ、ごめんごめん
なんか考えてるな〜って思って」

笑ってる…

全然笑わないと思ってた…
それは失礼か!笑


「ごめんね!?
わたし人見知りだから……」

「なるほど、そういうことか。
ん〜じゃあこれから慣れてけばいいよ!」

ニコッ


ドキッ…

さすがにこの距離の笑顔は無理だよぉぉ…

「それと!俺のことは渚って呼んでね!」
 

ん?なんでだろ。


「じゃあ。渚くんで…」


「ありがと。
それとこれからよろしくね!」


「うん!クラスも部活まで一緒だしね!びっくりだよ!!」
 

「ほんとに、偶然だね〜
よし、それじゃあその部活もがんばりますか〜」


あ、もう体育館ついたんだ。
案外あっという間だったな〜