すきなひと(仮)

廊下をでていくと

後ろから誰か来てるきが…



「胡桃さん」

「えっ?」
だれかに呼びかけられた…


すると
横に並んできたのはなんと…



東雲くん!!?


「え?東雲くん…????」

いま、わたしのこと…呼んだ……?


「あ、ごめんあいつが胡桃ちゃんって呼んでて…それにまだ名字わかんなくて」


「あ!全然!胡桃さんなんて言われないからびっくりしただけで…
えっと。名字は麻倉です」


「麻倉って言うんだね!
でも胡桃…さんは嫌か、なら胡桃ちゃんでいい?」

なんか笑顔ですごいこと言われてるきがするのはわたしだけ……?


「全然!とくに!なんでも!」


なんか急に恥ずかしくなって緊張してきた…


そもそもわたし人見知りで喋れないんだ…

しかもなんで横にいるんだこの人!?!



「胡桃ちゃんってもしかしてバスケ部?」


「え!そうだよ?なんで知ってるの?」
あれ?わたし言ったっけ??



「いや、俺もバスケ部だからさ、歩いてる方向も体育館のほうだなーって」


なるほど…すばらしい推理だ……