短編集 【ストーカー】



―――――― 


父「入るぞ。」


ユウナ「・・・。」


父「・・・・・・・・・。」


ユウナ「・・・。」


父「・・・・・・・・・。」


ユウナ「・・・。」


父「・・・・・・・・・。」


ユウナ「・・用がないなら出てってよ。」


父「・・・・正直恋愛のことは・・・・お父さんはさっぱり分からん。」


ユウナ「・・・・。」


父「・・お母さんとしか付き合ったことないしな。」


ユウナ「・・・お父さんってモテなかったんだね。」


父「仕事しか取り柄のない男だったからな。」


ユウナ「・・慰めてもらおうとか思ってないから・・・早く出てってよ・・・・・。」




父「・・・信じる気持ちを忘れたらダメだからね。」


ユウナ「え・・?」


父「例えその気持ちが何百回裏切られようとも。そうすればきっと出会えるから。
ユウナの事を大切に思ってくれる人に。」


ユウナ「・・・・・・。」


父「お腹が空いたら冷蔵庫にある物なんでも食べなさい。」




“ガチャリ”


ユウナ「お父さん。」


父「・・ん?」


ユウナ「・・ありがとう。」