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ユウナ「なんで私が謝らなきゃいけなかったの!?クルミがいじめてたのが悪いんじゃない!?」
父「・・・・・ユウナ、小さい頃からお父さんが言い聞かしてきた事を言ってみなさい。」
ユウナ「・・・“友達は大切にしなさい”、
“人の道は外れるな”・・。」
父「それだけだ。」
ユウナ「意味分かんないよ!
私は間違ってない!!」
父「社会に出たら事情がどうであれ、
先に手を出した方が悪くなる。
覚えておきなさい。」
ユウナ「友達を守る為には仕方ないじゃない!!」
父「友達を守る為だったらユウナは暴力という手段を取るのか?
クルミちゃんがいじめ被害者の子にしようとしていた事と同じ事をユウナがクルミちゃんにして、それで全て・・。」
ユウナ「・・もう分かったよ!」
父「・・・・・。」
ユウナ「どうせ最後はお決まりの、
“お母さんだったら・・”でしょ!?
この世にいない人の話なんてされても迷惑だよ!!」
父「・・・・・・迷惑だと?」
ユウナ「・・・・私にはお母さんがいないんだから、お母さんの話なんてしないでよ!!!」
父「・・待ちなさい・・ユウ・・・。
・・・・・・・・・・・。」



