アカネさん・・ドン引きしただろうな・・・。 僕が市立図書館で読んでいた本の話をするのを黙って聞いてくれていたけど、 きっと頭がおかしいと思われているに違いない。 「・・・死のうと思った。」 「え・・?」 「私ね・・死のうと思ったんだ。」 独り言のように小さく漏らしたアカネさんを思わず黙って見つめる。