短編集 【ストーカー】



「・・・・・・・。」


「・・・・・・・。」


「なんだか・・あっという間に感じるね・・。」



僕が持ってきた花もそこに加えていると、
背中越しにアカネさんが話し掛けてきた。




「僕はいまだに・・・心の整理が出来てないんだけどね・・・。」


「・・・そうなんだ・・・。」


「頭おかしいと思うかもしれないけど・・またカイトと喋りたい・・って思って・・

また・・カイトに会いたいって思って・・オカルトな儀式なんかも研究してた・・。」


「・・・・・・・。」


「・・・結局・・そんな夢のような話あり得ないんだけど・・・。」