やっぱりあの天気予報士さんは当てにならない・・。
いや、これも異常気象の1つなのかな・・・。
ドアを挟んだ向こうで、アスファルトに打ちつけられる雨粒を見ながら必死に他ごとを考えて、記憶のフラッシュバックに抵抗する。
1年前も・・こんな感じだった・・。
あの時も・・予報外れの雨が降っていた。
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“ブーブー”
「・・・?」
“ブーブー”
「・・!?」
「おい川越・・会議中だぞ。」
「もしもし。」
「あっ、おい。・・ったくすみません課長。どうやら急用みたいで・・。」
「もしもしリホちゃん!リホちゃん!?」
<・・・・・・うわぁぁぁあぁん!!>
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
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