君と、キミと、それぞれの恋

私は、安藤りん。同じクラスの結城拓矢くんに憧れてる。てか、気になってる。

結城くんは、クラスの人気者で、正直、モテる。

「りーん!」

「わ!」

この子、宮本のえるは、私の双子の兄、安藤るいが好きな私の親友。

…あんなやつのどこがいいんだか。

私はいつも大人しくて、学校では素の自分を出せない。ほかの人と話すのも緊張してしまう。
誰にも話しかけられず、孤立していた私に、気軽に話しかけてくれたのが、結城くんだ。

その時私は、とっても助かった。のえる以外に話せるのは、結城くんだけだ。

あ、家では、るいといつもケンカしてるけど。でも、のえるから見ても、私はそんなふうには見えないらしい。