「ひー君...なんか可愛い」





私がそう呟くと






「やっぱり?!だよね!結構自信あったの!」






そしてえへへと笑った。






(やっぱり、可愛いなあ。)







「おいまた華野か。黙りなさい。それじゃあ行きますよ」






また叱られた...







初っ端から目つけられまくりじゃん...






入学式会場(体育館)はすごく広くて、雨とは真反対の明るい空気が漂っている。







「れいぴ、体育館すごくひろ...」






「しっ。」





人差し指を出して“ 静かに ”の合図をした。







(もう、目をつけられるのはゴメンだ)







そうしたら小さく頷いてピシッと姿勢を直した。






そんな素直な緋色君が可愛くて思わずくすっと笑ってしまった。