「お前さ彼氏いんの?」




「いや。なに急に怖い」




他人の恋愛事とか全然触れなかったお兄ちゃんだったのに。





「いやー、お前ももうそんな歳かとか」





「残念だけどお兄ちゃんみたいに私はモテないから」




「ふーん。」





いや、自分から聞いといて。やっぱり興味ないんじゃん。






まだちょこちょこ端に水溜まりがある。






葉っぱの先から雫が。なんてシーンとしすぎて他のことにしか気がいかない。





「じゃあ、俺ここから曲がるから。じゃな。」





あのあと会話も続かず、結局大きな交差点で曲がってしまった。





久しぶりだったのに。